自己満万歳

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簡易極軸合わせ

 ウチは観望会とか撮影合間の天体観望とかにAP赤道儀やAZ-GTiを赤道儀モードで使ってたりしてるのですが、その際極軸なんて真北に向けて大体の角度をつける程度なんですよ。そもそも街中で北極星なんざわかりませんし建物に隠れてる事もしばしば。撮影でもないのに極軸望遠鏡覗いたりPole masterを使うとか面倒臭すぎます。でも、当然ながらアライメント取っても当然ながらすぐにズレてくるわけでして。それもなんだかなーってんで以前から使ってたのが

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AS Align Proです。これ使ってる人少なく無いと思うのですが知らない人にも説明すると極軸望遠鏡を使用する時に今北極星はどこにあるかってのを教えてくれるアプリなんですよ。

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こんな感じで。赤丸の場所に北極星があるので極軸望遠鏡を覗きながら調整をすると言うのがこのアプリの本来の使い方なんですが今回はそんな追込みではなく簡易調整の為の話で、赤四角の所をタップすると、

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こんな画面になります。まーこの画面で大体の北極星の向きに向けて後はさっきの画面で追込むかPole masterを使うかって感じなのですが観望の時とかはこのアプリすら使って無かったのですよ。で、先月の観望会の前に機材準備と動作チェックをしてた際に何となくで始めたのが「スマホを鏡筒取り付ける所に着けたら簡易とは言え精度上がるんじゃね?」です。と言うわけで用意したのが

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どこにでもあるVixen規格のアリガタプレートと三脚にスマホを取り付けるアダプターです。ネジは1/4インチです。スマホホルダーはどこのでも良いのですがサイズが合うのは当然として、

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 背中側にネジ穴がなければなりません。*1

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 こんな風に合体させる為に必要です。*2で、コレを赤道儀の望遠鏡取り付けホルダーに挟み込みスマホを取り付けると

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 今回は赤道儀に取り付けてませんがこんな感じで後は中心の丸いところにクロスの中心を合わせるだけで大体極軸が合います。撮影地の北極星が見えない程光害が酷いとか、目が悪くて北極星が視認出来ないとか、ウチみたく天文知識皆無でどれが北極星かわからない人にもオススメなんではないでしょうか。ここからさらにPole masterや極軸望遠鏡で追い込んでもいいですしね。

 コレのおかげで前回の観望会はそこそこ正確に導入出来ました。まぁそんなん前からやってるわ!とかって方もいらっしゃるでしょうけどウチにとってはかなり進歩した話でした。( ̄▽ ̄)

*1:わざわさコレの為に買い直しましたorz

*2:なるべく正確にクロスさせる事で正確さが増します